頭痛はタイプによって対策が変わります!

頭痛は若い方から中高年の方まで、年齢、性別を問わず多くの方が発症しやすい現代病だといわれています。
また、頭痛は3つの種類に分けられ、それぞれ症状やその対策も異なるため注意が必要です。
誤った対策を行うと症状を悪化させる可能性もあります。
こちらのページでは「頭痛のタイプ」と「タイプ別の頭痛対策」を詳しくまとめてあります。

このようなことに悩まされていませんか?
  • 頭が痛いことで仕事がはかどらない
  • 天気に左右されて梅雨が苦手
  • 痛みが強くてイライラしてしまう
  • 吐き気や気持ち悪さが出てきて食欲がない

一次性頭痛の2つのタイプについて

頭痛は「一次性頭痛」「二次性頭痛」に大きく分けることができます。
頭痛の中には、くも膜下出血硬膜下血腫など、明らかな原因のある二次性頭痛もありますが、多くの頭痛はそのような病気以外が原因となって起こると考えられています。
このような病気以外が原因の頭痛を一次性頭痛と呼び、その大部分は緊張型頭痛、および片頭痛群発頭痛の3つに分類されます。
今回は病院で検査をしても明確な原因をともなわない「一次性頭痛」についてお話しします。
それぞれの頭痛の特徴についてみていきましょう。

緊張型頭痛の症状について

一次性頭痛の中でもっとも多くみられるタイプが緊張型頭痛といわれています。
一次性頭痛の全体でみた場合、緊張型頭痛の占める割合はおよそ7割といわれており、そのような緊張型頭痛の特徴としては次のようなことが挙げられます。

◆後頭部から首にかけてジワジワ痛む
緊張型頭痛の特徴として、後頭部から首にかけてジワジワ痛むということが挙げられます。
ズキズキ痛むというよりは、頭が重だるいといった痛み方をします。

◆頭痛以外の症状があまりない
緊張型頭痛の場合、めまいをともなう場合がありますが、それ以外の症状はあまりみられません。

緊張型頭痛の原因について

◆心身のストレスの蓄積
長時間のデスクワークや、日々の育児家事などの身体的ストレスによって首や肩まわりの筋肉に緊張が生じることがあります。
その筋緊張によって血管が圧迫され、血流が悪くなることで頭痛が発症しやすくなります。
また、仕事などによる精神的ストレスも緊張型頭痛の原因として挙げられます。
これは精神的に緊張した状態が長期間続き、脳の痛みを調整する部位が機能しなくなることで発症すると考えられています。

◆寝ているときの姿勢
たとえば自分に合っていない枕を使い続けている寝返りが打ちづらいマットレスで寝ている状態が続くと、首や肩の筋肉がこり固まって緊張型頭痛が発症するリスクが高まります。

片頭痛の特徴について

◆前兆が現れることもある
片頭痛の場合チカチカとした光がみえたり、音が大きく聞こえたりといった前兆がみられることもあります。

◆強い痛みを感じる
片頭痛はズキズキとした脈打つような強い痛みが特徴的です。
また、吐き気嘔吐といった症状をともなうことも少なくありません。

◆特定の食べものを食べたあとに起こる
片頭痛はワインなどのアルコール類柑橘類といった、特定の食べものを摂取したときに頭痛が生じることがあります。
このような症状が起こるのは、摂取した食品に血管拡張作用のある成分が含まれているためです。

群発性頭痛の症状について

◆目に激しい痛みが出る
群発性頭痛は目の奥がえぐられるような激しい痛みが特徴です。
かならず左右どちらか片側のみに症状が現れます。

◆痛みが出る時間は限定される
群発性頭痛の発作がつづく時間は、15分から3時間ほどと限定的です。
一度発症すると1か月から2か月ほど痛みがつづき、特定の時間帯に頭痛を感じるようになります。

それぞれの頭痛の対処法と予防法とは?

頭痛によって発症起因は異なるため、自分の頭痛はどのタイプであるかをきちんと理解したうえで、正しい対処法をおこなうことが大切です。

緊張型頭痛の対処法

◆温める
緊張型頭痛を和らげるには頭部への血行を促進することが大切です。
首や肩をホットタオルで温めたり、お風呂で全身を温めるなどして血行をよくしましょう。

◆姿勢をよくする装具を使用する
緊張型頭痛は、猫背のような悪い姿勢をつづけることで症状が悪化する場合があります。
コルセットなどの装具をつかい正しい姿勢を心がけましょう。

◆ツボをおす
頭や首、肩には、痛みの緩和におすすめのツボがあります。
やりすぎは禁物ですが、痛みを感じたときは適度に指でツボを押してみましょう。

・百会(ひゃくえ)
頭頂部にあるツボです。
両方の耳を結んだ線と鼻の延長線が交差する部分にあります。

・風池(ふうち)
左右にある後頭部のツボです。
耳の後ろのほうにある後頭部のくぼんでいる部分です。

◆肩甲骨を動かす
緊張型頭痛は、筋緊張から起こる血行不良も要因の一つになります。
そのため筋肉の緊張をほぐすために、肩甲骨まわりの筋肉をストレッチすることもおすすめです。

緊張型頭痛の予防法

◆スマホやパソコンをつかいすぎない
スマホパソコンを使いすぎると、首や肩の筋肉がこりやすくなります。
長時間つかうときは適度な休憩やストレッチを取り入れるようにしましょう。

◆規則正しい生活を心がける
緊張型頭痛は寝不足運動不足が症状をひどくすることもあります。
規則正しく食事を取り、適度な運動を心がけましょう。

片頭痛の対処法

◆頭を冷やす
片頭痛の場合は血管の拡張が影響していることが多いため、おでこやこめかみの血管を冷やし、血管の収縮を促しましょう。
ケガなどで痛みがある場合同様に、血行を一時的に抑えることで症状の緩和が期待できます。

◆カフェインを摂る
カフェインには中枢神経を刺激する作用の他に、血管を収縮させる作用があります。
軽度の片頭痛の場合、コーヒー緑茶などを摂取することで痛みが落ち着くことが期待できます。

◆音や光を避ける
片頭痛はまぶしい騒音などによって悪化するケースがあります。
発作があるときは、直射日光があたらない静かな場所で過ごしましょう。

片頭痛の予防法

◆正しい生活習慣を心がける
片頭痛は寝不足が影響していることもあります。
生活リズムを整え、十分な睡眠を取るようにしましょう。

◆食事に気をつかう
柑橘類アルコール類で頭痛を誘発してしまったになった方は、原因となった食品を避けるようにしましょう。
また、片頭痛の予防にはマグネシウムビタミンB2がおすすめだといわれています。
海藻類大豆食品サプリメントなどで補いましょう。

◆ストレスを溜めない
ストレスが溜まりすぎていると痛みを感じやすくなるといわれています。
自分に合う運動や趣味の時間をつくり、ストレスを発散させましょう。

群発頭痛の対処法

残念ながら群発頭痛に根治法はないといわれています。
また、群発頭痛は通常の鎮痛薬などは効きません。
できるだけ早く専門家の適切な施術やアドバイスを受けて、より効果的な対処法を身に着けていく必要があります。

群発頭痛の予防法

◆正しい生活習慣を心がける
群発性頭痛は生活習慣との関係があるのではないかと考えられています。
日ごろから規則正しい生活を心がけるようにしましょう。

◆禁煙・禁酒する
喫煙や飲酒が発作をひどくする場合もあるといわれています。
そのため症状悪化を引き起こす要因となる場合は喫煙・禁酒に努めましょう。

当院の【頭痛】に対する施術方法

痛みには急性的な痛み、慢性的な痛みがあります。
当院では患者さん一人ひとりの原因を考え、原因にお身体の内側と外側からアプローチをしていき根本改善を目指します。

◆内側:鍼灸施術
鍼灸師がお腹をみていき、お身体の体質をみて鍼とお灸をしていきます。
身体の中は水(津液)が全身を巡ることで臓器に栄養が行き届き、身体のバランスを保ちます。
このバランスが保てなくなることで、頭痛につながると考えています。
また、女性に多い「上実下虚」という気・血・水が滞ることで、身体の中の熱のバランスが崩れ熱が上に上がりすぎて、足元が冷えたりむくみやすくなるタイプは鍼灸による施術で体質面をアプローチしていきます。
鍼灸の血流を良くする、鎮痛効果を活かしながら臓器に働きかけ、自分でコントロールできる身体を目指していきます。

◆外側:姿勢矯正
頭痛の患者さんの中で特に多いのがデスクワークで首が前にでてしまうことで、首の後ろや背中、肩、頭の筋肉の緊張が強くなり頭痛を引き起こすタイプです。
CureSta鍼灸整骨院では手技姿勢矯正の施術を行います。
まずは身体を正しいポジションに持っていき、呼吸や運動を負担なく行えるようにしていきます。
その上で支えるための筋力を使えるようにトレーニングをしていき、身体に覚えさせていきます。

 

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アクセス

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