自律神経失調症の原因と改善方法

身体の働きを調節する自律神経の働きが乱れると、頭痛めまいといった身体の不調をはじめ、精神的な症状がみられることがあります。
ここでは、自律神経失調症の原因や症状の特徴、改善に導くための対処法や予防方法について詳しくご紹介していきます。

このようなことに悩まされていませんか?
  • なんとなく身体が重たい、疲れがとれない
  • 朝すっきり起きたい
  • 胃のむかつき、もたれ、不快感をとりたい
  • 薬をなるべくのみたくない

自律神経失調症の原因と症状

まず自律神経とは、「交感神経」「副交感神経」から成り立っており人体の生体機能を維持しています。
そのため自律神経失調症とは自律神経のバランスが崩れることによって起こる症状の総称です。
自律神経は身体の機能を調節する重要な神経で、その働きが乱れることで内臓機能の低下身体の不調など、さまざまな症状を引き起こすとされています。
ここでは、自律神経失調症のおもな原因や症状の特徴についてご紹介します。

自律神経失調症の特徴

自律神経失調症は、頭痛めまい精神的な落ち込みなどといった身体のさまざまな不調をきたすといわれています。
また、自律神経は無意識化で働く生体機能であるため、日常生活の習慣や環境に影響を受けやすい特徴があります。

◆自律神経とは
自律神経は、内臓機能の調整など生活するうえで当たり前に身体を機能させる重要な役割を担っている神経です。
自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の2つからなります。
交感神経と副交感神経は相互関係にあり、一方の働きが過剰になり、もう一方の機能が著しく低下すると神経バランスが乱れ、身体に不調をきたすといわれています。

◆自律神経失調症の原因
内因ストレス
外因天候の変化
不内外因不良姿勢、乱れた食生活寝不足不規則な生活などが積み重なることで、身体のバランスが崩れ、自分でコントロールできなくなることで身体の不調につながります。

上記のような状況に陥ると、自律神経の働きが乱れて自律神経失調症となり、さまざまな身体症状へ繋がるといわれています。
乱れの原因となるストレスや疲労は、主に日常生活内の仕事や家事などで起こることが多いため、乱れてしまう方が多いのも特徴です。
夜ふかし夜遅くの食事脂っこいものばかり食べるといった不規則な生活も、自律神経のバランスが崩れやすくなるため注意しなくてはいけません。
また、首や肩まわりの筋肉に負担がかかって、血行不良が起きると、自律神経の働きを崩すことがあるといわれています。

自律神経失調症の症状

◆身体の不調
自律神経は身体のさまざまな器官をコントロールしているため、自律神経失調症を発症すると次のような身体の不調がみられることがあります。
・頭痛
・耳鳴り
・疲れ目
・動悸
・息切れ
・手足のしびれ
・首肩こり

これらの症状は自律神経の働きが乱れることで神経伝達が悪くなったり、血行不良を起こすことで自律神経失調症につながるとされています。

◆全身症状
自律神経失調症になることで、次のような全身症状がみられることがあります。
・めまい
・倦怠感
・食欲不振
・胃の不快感
・下痢・便秘
・生理不順
・朝すっきり起きれない
・怒りっぽくなる
・情緒不安定

上記のような全身症状がみられるほか、不安感イライラ集中力の低下といったさまざまな精神的な症状がみられることも多いといわれています。

◆自律神経失調症の種類
自律神経失調症には4つのタイプがあり、それぞれ次のような特徴にわかれます。

本態性自律神経失調症:生まれつきの体質から自律神経の働きが乱れやすい
心身症型自律神経失調症:日常のストレスを無理に我慢したり、極度にストレス状態が続くことで生じる
神経型自律神経失調症:精神的および心理的な問題で発症
抗うつ型自律神経失調症:慢性的なストレスの蓄積によって生じる

このように、自身の症状がどのタイプに当てはまるかを知ることで、自律神経失調症の原因を探る手がかりになります。
自身の症状に少しでも当てはまる場合は、自己判断せずにすぐに専門家に相談しましょう。

自律神経失調症の対処法・予防法

自律神経の働きを正常に整え、症状を改善するためには、日常生活での習慣を変えることや日頃のケアが非常に大切です。
ここでは、自律神経失調症の対処法や予防法について詳しくご紹介していきます。

自律神経失調症の対処法

◆深呼吸をする
呼吸が浅くなると、交感神経が高まって自律神経のバランスが乱れやすくなるといわれています。
そのため、深呼吸をして副交感神経を高める工夫をしましょう。
とくに巻き肩の方は呼吸が浅くなりやすいため、大きくゆっくりした呼吸を意識してください。

◆姿勢を改善する
猫背巻き肩の方は呼吸が浅くなりやすく、不良姿勢の影響で筋肉が硬くなりやすいです。
その結果、自律神経が乱れやすいといわれています。
不良姿勢を正すことで呼吸や筋肉の緊張を緩和すると、自律神経失調症の改善が期待できます。
自律神経を整えるためにも日頃から背筋を伸ばし、軽く胸を張った姿勢を意識しましょう。

◆ストレッチ
呼吸を楽にするためには、胸郭(肋骨や胸骨部分)を広げることが効果的とされています。
タオルを両手にもち、身体の後ろに腕をまわして胸郭を広げるストレッチをしましょう。

◆入浴
自律神経を整えるには、入浴時に湯船に浸かって身体が温めることが効果的です。
身体を温めることで、血行促進リラックス効果につながります。
また、頭部のマッサージで疲労や緊張を緩和すると、自律神経失調症の症状を和らげることが期待できます。

自律神経失調症の予防法

◆規則正しい生活を送る
自律神経失調症を防ぐためには、各個人の日常生活で規則正しい生活を送ることがポイントです。

・栄養バランスのよい食生活を心がける
・十分な睡眠をとる
・適度な運動を行う
・ストレスをためない環境を心がける

上記の内容を意識して、普段の生活を送ることを心がけましょう。
そして、疲れやイライラを感じたら一度、深呼吸することを心がけ、常に交感神経と副交感神経のバランスを保てるよう意識しましょう。

◆太陽の光を浴びる
太陽光には、身体のビタミンDを活性化させる働きと同時に、身体の生体機能を調整する働きがあります。
つまりは一日中家の中にいると日光を浴びる機会が減り、自律神経失調症になるリスクが高まるといわれています。
身体の自律神経の働きを正常に保つためにも、一日一回は屋外で散歩やウォーキングをして、日光を浴びるようにしてみましょう。
また、日光を浴びることで、自律神経の中の副交感神経を優位にさせるメラトニンという幸せホルモンが分泌されます。

◆ストレスを溜め込まない
一人ひとりのストレス発散方法は違います。
そのため、趣味旅行運動など自分自身で効果的にストレスを解消できる方法をみつけ、日常生活でストレスをため込まないための工夫をしましょう。

当院の【自律神経失調症】に対する施術方法

◆身体の内側から鍼灸でアプローチ
身体の中は水(津液)が全身を巡ることで臓器が栄養され、身体のバランスを保ちます。
この巡りが上手くいかなくなり、バランスがが保てなくなると、臓器の機能が落ちて自律神経の乱れにつながると考えます。
当院では鍼灸によって、お腹をみて体質を判断し、ツボを刺激します。
それによって気・血・水の巡りの調整を行い、臓器の働きを良くすることで自律神経を自分でコントロールできる身体を目指します。

◆身体の外側からは姿勢矯正でアプローチ
最新鋭のAI診断で評価を行い、当院は身体の状態に基づいて手技施術で姿勢矯正の施術を行います。
身体の歪みを減らし、骨によって身体を支持できるように正しいポジションに持っていきます。
そして、筋肉で支えなくてもいい身体を目指し呼吸や運動を負担なく行えるようにトレーニングを行い、身体に覚えさせていきます。

また定期的に施術を受けることで、実際の施術だけでなくカウンセリングなどによるメンタル面のケアも合わせて受けることが可能です。
そのため無理なく症状改善に向けてアプローチを続けることができます。
生活習慣が改善され、健康的な生活習慣が身につけば、その後のケアの頻度も少なく済みます。

当院では国家資格保有の専任スタッフが、カウンセリングによる現状把握と検査によって適切な施術方針を提案いたしますので、身体の状態に合った効果的な施術を行うことが可能です。

 

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